一物全体
 いち  ぶつ  ぜん  たい


 物事を分断分析していく現代科学に対する反省として「全体は部分の総和ではない」と言われるようになった。
つまり全体は全体としてある時、部分の総和を上回る特別な働きをすると言うのである。
食物についても同様で【一物全体】とは一つの物を丸ごと食べる事を言う。
生命は個体全体でバランスを保っており、野菜なら皮をむかず、
アク抜きとかゆでこぼしをせず、葉や根の部分も食べる。
穀類なら精白していない物を食べる事により食物本来の生命力を頂く事が出来るのだ。
 キルリアン写真で見ると玄米からはオーラが出ているが、白米からは出ていない。
この事は、玄米は生きているが、白米は死んでいる事を意味する。
玄米と白米を庭に蒔いておくと雀は玄米の方しか食べない。
皮肉な事だが知能よりも本能で判断する雀の方が正しい選択をしているのである。
ヒトはデジタルなミクロ的思考に走りすぎ、「生きている物と死んでいる物」の区別さえ出来なくなっている。

以下の現象を貴方はどう考えるであろう?

1パンダは笹の葉しか食べない。それなのにあの豊かな体(脂肪)はどの様にして出来るのか?
  大自然の中の牛だって牧草しか食べていないのに、肉(タンパク質)や骨(カルシウム)を作っている
  草の主成分といえば水分とカリウムのはずであるが・・・

2食べた物が血を作り、それが生理的には肉体を作っている。食物は消化器官を経て小腸に入り、
  腸壁の絨毛により吸収される。もし血液(血球)が骨髄で造られると言うのなら、吸収された栄養は
  どういうかたちで骨髄まで運ばれるのであろう。透明な液体とでもなって流れて行くのだろうか?

1はルイ・ケルブランの原子転換説により2は千島・森下の腸造血説により説明できるが
現代医学は共に認めてはいない。

「現代医学には△▽(陰陽)の哲学がなく、恐ろしい事だ!」と大森英桜氏は嘆く。
確かにそれはガンの治療法ひとつを見てもよく分る。ガンは▽(陰性)の病気であるにも拘らず、
▼(極陰性)の放射線や抗ガン剤を使っている。
これはガンを溶かすものは発ガン剤であるという事実を無視している。
“陰は陰を排斥し、陰は陽を牽引す”という事を知ってれば、
こんな馬鹿げた治療は決してしないはずである。言いかえるならガンの治療法は
△(陽性)のものでなければならない。
正食医学でいう治療とは、何か特別なものを使うのではなく、どこの家の台所にでもあるものを使い、
臨機応変に対処する事である。
大森英桜氏は自信に満ちた表情でこう語った。
「あくまでも、不幸とは全部自分の食べ物のまちがいである。古血とか毒血が自分を不幸にしている。
そうなれば恨まなくなる。悪いのは全部自分が原因であるという事に気づいたなら、自分を殺すような毒血はつくらなくなる」
正食医学講座より


*参考文献 マクロビオティックガイドブック(日本CI協会/正食協会)


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